PJ: 小田 光康
民主党の「記者クラブ解放」方針、早くも暗雲垂れ込める
2009年09月15日 19:51 JST

記者クラブ解放宣言をした民主党の鳩山由紀夫代表。民主党HPより 
【PJニュース 2009年9月15日】「記者クラブ解放」に暗雲が垂れ込めてきた。記者クラブ問題にからむ明日16日予定の鳩山代表の首相就任会見について、15日のPJニュースの電話取材で、対応した民主党役員室部長代理の歯切れがすこぶる悪かった。何を聞いても無愛想に「何も決まっていない」と、記者クラブ解放については「いつ分かるかも、分からない」と言葉を濁した。
鳩山氏は今年5月の党代表就任会見で「政権を取って官邸に入った場合、記者クラブ制の中では批判はあるだろうが、当然どんな方にも入っていただくオープン性を高めていく必要がある」と公的機関での記者会見を記者クラブ員以外にも公開すると明言した。
首相就任なので、首相官邸で記者会見をするのが筋だろう。これに関しても党担当者は「どこで開くかも決まっていない。首相官邸で開く場合、記者クラブ員以外の出席を認めるかについても決まっていない」とした。
党首の首相就任前日になっても、民主党本部は記者会見の段取りさえままならぬと言うのか。もし、そうだとしたら政権交代以前から政権運営が危ぶまれることになる。
党役員室部長代理は「党の本部で開く場合は今まで通り誰でも出席できると思う。首相官邸で開く場合(出席の要件について)は、いまは何も決まっていない」と回答した。記者クラブ解放の方針に関してこの担当者は「方針は変わっていないと思うが、断定はできない」と述べるにとどめた。記者クラブ解放の方針決定についても「いつ分かるかも分からない」とした。
記者クラブ解放の方針は、民主党の小沢前代表や鳩山代表が再三にわたって口にしてきたことだ。これを鳩山氏の首相就任前夜になって方針が決まっていないとは、どういうことなのか。15日午後7時過ぎに民主党本部代表に電話を入れたが、明日午前9時以降にかけ直してくれというメッセージが流れただけだった。
こんなことからも、民主党政権の運営に、暗雲が垂れ込めているのが見え隠れする。これが杞憂に終わることを祈りたい。【了】
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