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PJ: 大谷 憲史

【フェニックス・リーグ】がんばれ!斗山ベアーズ
2009年10月21日 06:41 JST


斗山―湘南の試合は野球の楽しさを改めて教えてくれた(サンマリンスタジアム宮崎、撮影:大谷憲史、10月20日) 

【PJニュース 2009年10月21日】10月6日より宮崎県内14球場で始まった秋季教育リーグ「2009フェニックス・リーグ」は、日程も残すところ2日となった。練習日明けの10月20日、宮崎県総合運動公園のサンマリンスタジアム宮崎では、5勝3敗1分けで4位に並んでいる斗山ベアーズと湘南シーレックスが対戦した。平日ということもありスタンドはガラガラであったが、「だから野球はおもしろい!」という試合が展開された。

湘南シーレックスは、横浜ベイスターズのファームチーム(2軍)である。イースタン・リーグに所属し、本拠地は横須賀スタジアム(神奈川県横須賀市)である。これまでにイースタン・リーグ優勝歴を3度経験している。1軍には、日南学園出身の寺原隼人投手がいるが、来季の活躍を願いたい。

対する斗山ベアーズは、韓国プロ野球発足時の1982年に、OBベアーズとして発足した。ホームタウンは当初は大田広域市にあったが、86年に新参画したビンクレ・イーグルスが同市を本拠としたため、それ以後はソウル特別市の蚕室球場を本拠地としている。

フェニックス・リーグには4回目の参加で、10月9日の夜に宮崎市の繁華街で行われた歓迎イベントにも、ホ・ギョンミン内野手とパク・ゴンウ外野手が参加した。フェニックス・リーグの抱負として、朴選手は「試合を2回しかしていないが、これからの試合をがんばって、自分の直さなければならないところを直したい」、許選手は「2回とも試合に負けたので、これからは負ける試合ではなく勝つ試合がしたい」と語り、会場から大きな拍手が沸いた。

さて、その斗山ベアーズは、8日の湘南戦は0―1、10日の日本ハム戦は5―2、11日の西武戦は2―1、12日の千葉ロッテ戦は4―1、13日の巨人戦は2―2、15日のヤクルト戦は2―3、16日の楽天戦は5―3、17日の西武戦は9―2、18日の日本ハム戦は1―6と、ここまで5勝3敗1分。リーグ4位で、湘南シーレックスと並んでいる。

10月20日の斗山の対戦相手は、その湘南シーレックス。試合は、「だから、野球はおもしろい!」という展開になった。

午後0時30分、プレイボール。斗山の先発はキム・ミョンジェ、湘南の先発は阿斗里(大田阿斗里)。

1回表、湘南は1アウト後、2番の松本啓二朗が左中間を破る3ベースヒット、続く3番の武山真吾のセンター前のタイムリーヒットで1点を先制。その裏、斗山は、湘南の先発・阿斗里に3人で抑えられた。

3回表、湘南は2番松本、3番武山の連続ヒット、5番梶谷隆幸のライトへのタイムリーヒットで2点を追加した。得点が欲しい斗山だが、3回裏も3人で攻撃は終了。

さらに湘南は4回表、9番坂本大空也のライト前ヒット、2番松本のタイムリーヒットで1点を追加し、0―4とした。

しかし4回裏、斗山は3番イ・ワンソクのセンター前ヒット、5番ミン・ビョンホンのセンターへのタイムリーヒットで1点を返し、1―4とした。

さらに5回裏には、9番パク・ゴンウのレフトオーバーの2ベースヒット、1番オ・ゼウォンのレフトへのタイムリー2ベースヒットで1点を返し、2点差とした。

斗山を突き放したい湘南は、6回表、斗山の2番手ジョン・デヒョンに対して、レフト前ヒット、4球、ファーストのエラーで、1アウト満塁とした。3番武山のレフトの犠牲フライで1点を追加し、2―5とした。

3点差とされた7回裏の斗山は、9番パク・ゴンウの4球、1番オ・ゼウォンのタイムリー2ベースで1点を返し、3―5。さらに、3番イ・ワンソクは4球で出塁し、2アウト、ランナー1・2塁。斗山が逆転のチャンスを迎え、これまで好投していた湘南の阿斗里をマウンドからおろした。しかし、2番手桑原謙太朗は、4番イ・ソンリョルを三振に打ち取った。

このまま湘南が逃げ切るかと思われたが、8回にドラマがやってきた。

8回表、湘南は、7回からマウンドに上がった斗山3番手のノ・ギョンウンから4球、死球で、ノーアウト1・2塁。1アウト後、3番の代打・内藤雄太がライトへ犠牲フライを放ち、2アウト1・3塁。追加点のチャンスに、4番北篤はファーストゴロで攻撃終了。

そして8回裏、湘南は3番手の吉原道臣がマウンドに上がった。代わりばなに5番ミン・ビョンホンはセンター前ヒット。6番キム・ゼホは4球を選び、ランナーをためた。1アウト、ランナー1・2塁で、8番クッ・ヘソンは、ライトへ3ランホームランを放った。6―5と、終盤で斗山が逆転した。さらに、9番パク・ゴンウがレフト前へヒットを放った時点で、湘南は4番手松家卓弘がマウンドに上がった。後続を抑え、9回表への攻撃につなげた。

9回表、1点を追う湘南は、斗山の4番手ノ・ギョンウに3人で抑えられ、ゲームセット。6―5で斗山ベアーズが勝った。

湘南の先発・阿斗里の好投、点の取り方など、試合運びは湘南のペースで、なかなかヒットが打てなかった斗山だったが、中盤から斗山も徐々にペースを上げ、8回に逆転。ヒット数は、湘南、斗山ともに12本であった。リードを保っていても、いつ、どのような形でリードされるか分からない。野球ならではの醍醐味である。

これで湘南シーレックスは5勝4敗1分で、阪神タイガースと並び5位。斗山ベアーズは6勝3敗1分で単独3位となった。残りはあと2試合。がんばれ、斗山ベアーズ。

さて、20日の他の7試合の結果は次の通りである。

・ソフトバンク 7 ― 5(宮崎市生目の杜総合運動公園アイビースタジアム)
・阪神 6 ― 4 日本ハム(宮崎県総合運動公園ひむかスタジアム)
・中日 7 ― 5 ヤクルト(清武町総合運動公園野球場)
・ハンファ 5 ― 6 楽天(西都市西都原運動公園野球場)、
・広島 4 ― 4 フューチャーズ(日南市天福運動公園野球場)
・四国九州IL選抜 1 ― 5 西武(南郷町中央運動公園南郷スタジアム)

【了】

■関連情報
○2009みやざきフェニックス・リーグ特設サイト

【YouTube動画】
○【フェニックス・リーグ】斗山―湘南

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