PJ: 大谷 憲史
Thunderbird とも同期できる! Googleカレンダー(下)
2009年10月27日 07:10 JST

私のネットブックのThunderbirdでもGoogleカレンダーと同期できた(撮影:大谷憲史、10月23日) 
【PJニュース 2009年10月 日】前回、GoogleカレンダーとOutlookとの同期について紹介した。ネットブックをはじめとするUltra-Mobile PC(ウルトラモバイル ピーシー、略称UMPC)の普及で、1人で複数台のパソコンを使用している人も多い。また、Outlookではなく、他のメールソフトを利用していることもあるだろう。私もUMPCでは、無料のメールソフトであるThunderbirdを利用している。人間は欲深きもので、今度はこのThunderbirdともデータを同期させたいと考え、挑戦してみた。
ご存じのようにThunderbirdは、ブラウザソフト「FireFox」と同様に人気がある無料のメールソフトであるが、それ自体にはカレンダー機能を持っていない。しかし、アドオンソフトが多数存在し、Mozilla Calendar Projectで誕生した「Lightning(ライトニング)」というソフトを追加すれば、Outlookのようにスケジュールを管理することができる。
■Lightningのインストール
Lightningは、記事下の【関連情報】に記したサイトからダウンロードできる。
「今すぐダウンロード」を右クリックして [名前を付けてリンク先を保存] をクリックする。保存先をデスクトップなどにして、ダウンロードする。次に、Thunderbird を起動し、メニューバーの[ツール]から [アドオン] をクリックする。アドオンに関するダイアログボックスが開くので、左下の [インストール]をクリックして、デスクトップなどにダウンロードしたファイルを選択し、[OK] をクリックするとインストールされる。
再度、メニューバーの[ツール]から [アドオン] をクリックし、開いたアドオンに関するダイアログボックスに、Lightningが登録されていれば、完了である。これで、Thunderbirdでスケジュールを管理することができる。
しかし、Googleカレンダーと同期するためには、別のアドオンソフト「Provider for Google Calendar」が必要である。
■Provider for Google Calendarのインストール
同じくProvider for Google Calendarも、記事下の【関連情報】に記したサイトからダウンロードできる。また、ダウンロードの手順もLightningと同じである。メニューバーの[ツール]から [アドオン] をクリックし、開いたアドオンに関するダイアログボックスに、Provider for Google Calendarが登録されていれば、完了である。
■Googleカレンダーでの設定
GoogleカレンダーとThunderbirdを同期させるには、まず、Googleカレンダーを開く。
右上の〔設定〕をクリックすると、「カレンダー設定」の画面に切り替わる。〔カレンダー〕をクリックすると、マイカレンダーが表示される。カレンダーを複数登録している場合は、Thunderbirdと同期させたいカレンダーを1つ選ぶ。マイカレンダーが1つしかない場合は、そのカレンダーのタイトルをクリックする。
すると、カレンダーの詳細画面が表示される。画面下部に、「カレンダーのアドレス」という項目があるので、〔XML〕と書かれたボタンをクリックする。別画面でカレンダーのアドレスが表示されるので、それをコピーして〔OK〕をクリックする。Googleカレンダーでの作業は終わりである。
■Thunderbirdでの同期設定
Thunderbirdを起動し、画面左下の〔カレンダー〕をクリックする。カレンダーの画面に切り替わるので、メニューバーの〔カレンダー〕を選択し、〔新しいカレンダー〕をクリックする。「新しいカレンダー」のダイアログボックスが表示される。
Googleカレンダーと同期させるためには〔ネットワークのサーバに保存する〕をチェックし、〔次へ〕をクリックする。「カレンダーの保存先」の画面が表示されるので、フォーマットとして〔Googleカレンダー〕をチェックし、〔場所〕のボックスには、先ほどGoogleカレンダーでコピーしたカレンダーのアドレスを貼り付ける。
〔次へ〕をクリックすると、「Googleカレンダーへログイン」という画面が表示されるので、ユーザー名、パスワードを入力して、〔OK〕をクリックする。
「カレンダーをカスタマイズ」の画面では、カレンダーの名前を入力し、予定に付ける色を指定する。〔次へ〕をクリックすると「カレンダーの作成が完了」が表示されるので、〔完了〕をクリックする。 Thunderbirdのカレンダー画面に、Googleカレンダーの予定が追加されていれば、同期は完了である。
しかし、これは厳密に言えば、同期ではない。アドオンソフトのタイトルには「Provider」とあり、同期を意味する「Sync」ではない。GoogleカレンダーのデータをThunderbirdに供給しているので、インターネットが使えない環境で、Thunderbirdを起動すると、「サーバの接続に失敗しました」と表示される。また、サーバ上にカレンダーを保存しているので、予定表も表示されない。基本的にはメールソフトなので、当然と言えば当然のことである。
ただし、インターネットが使えない環境で、カレンダーを閲覧する方法はある。
Thunderbirdのカレンダーの画面で、メニューバーの〔カレンダー〕を選択し、〔プロパティ〕をクリックする。「カレンダーを編集」というダイアログボックスが開く。そのなかに、〔キャッシュ(実験的、再起動が必要)〕があるので、チェックする。〔OK〕をクリックし、再起動する。
カレンダーのデータをキャッシュとして、パソコン内に保存すれば良いのである。これでインターネットが使えない環境でもカレンダーを見ることができる。
Outlookだけではなく、ThunderbirdにもGoogleカレンダーのデータを表示させることができるようになった。アドオンソフト、恐るべしである。
私のUMPCは、デルコンピュータの初期のmini9で、ハードディスクではなく保存容量の少ない8GBのSSDタイプである。このような環境にあって、Thunderbirdのような軽量の無料ソフトは重宝する。
さて、明日の予定は・・・、何もなしか。【了】
■関連情報
○Thunderbird2(ダウンロードページ)
○Lightning0.9(ダウンロードページ)
○Provider for Google Calendar 0.5.4(ダウンロードページ)
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