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PJ: 大谷 憲史

初冬の橘通りを駆け抜けろ!〜第23回国際青島太平洋マラソン=宮崎市
2009年12月14日 07:41 JST


8000人のランナーが橘通りを駆け抜けた(宮崎市橘通り 12月13日 撮影:大谷憲史) 

【PJニュース 2009年12月14日】23回目を数える国際青島太平洋マラソン大会が12月13日、宮崎市内で行われた。3km、10km、ハーフ、フルの4種目に、過去最多の1万2000人が参加した。今年から参加者の増加で5kmの種目が廃止されたが、昨年の大会からフルマラソンの部は、市街地を走るコースに変更され、8000人が初冬の橘通りを駆け抜けた。

フルマラソンの部は日本陸連公認コースで、宮崎県総合運動公園をスタートし、国道220号を北上。大淀川にかかる橘橋をわたり、宮崎市のメインストリートである橘通りに入る。ランナーと市民が一体になった市民マラソンを目指し、「青太、街へ!」のキャッチコピーで大会をアピールしている。宮崎神宮を折り返し、再び橘通りを走ってゴールである宮崎県総合運動公園を目指す。

発案者は、自身もランナーある東国原英夫宮崎県知事である。昨年に引き続き5回目の出場で、フルマラソンに挑戦した。自己記録は2004(平成16)年の国際青島太平洋マラソン大会の3時間6分58秒である。副知事の河野俊嗣さんも、昨年に引き続き3回目の出場でフルマラソンを走った。

他にフルマラソンを走ったゲストは、猫ひろしさん(参加2回目、ベストタイムは東京マラソン2009の3時間18分52秒)、デンジャラスのノッチさん(初参加、2009年7月のゴールドコーストマラソンで3時間44分)。

フルマラソンの部は、午前9時、県総合運動公園をスタート。私が取材した市役所前には午前9時30分すぎに入る予定で、高校生ボランティアが準備を始めた。宮崎市内の高校では、毎年、青島太平洋マラソンにボランティアとして参加していて、学校の年間行事予定にボランティア活動として組み込まれている。夜明け前に家を出てきた高校生もいて、少し眠たそうにしていた。

午前9時35分すぎ、大淀川にかかる橘橋を渡って先頭の選手がやってきた。沿道から大きな声援と拍手が起きた。選手たちは、橘通りから観光名所となった県庁本館がある楠並木通りに入った。県庁本館前の楠並木通りを折り返し、再び、橘通りに入った。

最も観客が多いデパート前への移動途中で、猫ひろしさんの姿が見えた。昨年、タイムが悪かったらしく、「猫ちゃ〜ん」の声援にも答えることなく、黙々と走っていた。

15Km地点の給水所でも、高校生ボランティアが「がんばってください」とランナーへ声かけをしながらスポーツドリンクの入ったコップを手渡していた。

橘通りにかかる歩道橋から撮影していると、ひときわ大きい声援が上がった。東国原英夫知事である。他のランナーと談笑しながら走っていた。余裕の走りなのだろうか。残念ながら、今回初参加となったデンジャラスのノッチさんの姿を確認することはできなかった。

8000人ものランナーの列は、2時間以上も続いた。次第に、折り返し点の宮崎神宮を目指すランナーよりも、ゴールを目指すランナーのほうが多くなってきても、沿道からはすべてのランナーへ温かい声援が続いた。私もつい声を出して応援していた。

ランニングウェアに混じって、サンタクロースやトラの着ぐるみや、赤鬼、青鬼に扮して走るランナーも見受けられた。完走目指してマラソンを楽しんでいるようであった。

「去年からコースが変わったので、応援するのが楽しみです」(50代女性)
「間近で応援できるのがいいですね」(60代男性)
「場所によっては沿道の応援が少ないですね」(40代男性)

コース変更は、ランナーと市民が一体になった市民マラソンを目指すことにある。しかし、南北に延びる宮崎市の交通の大動脈である橘通り、国道220号等を3時間近くにわたり遮断することになり、交通渋滞で応援に行きたくても行けない等の状況が発生しているのではないだろうか。また、交通渋滞を予想し、別の行楽地へ人が流れていることも考えられる。

ただ単にコースを変更しただけでは、沿道の観客は増えないのではないだろうか。橘通りに応援メッセージ板を設置したり、楠並木通りで屋外陸上競技大会などを開催したりして、ランナーとそれを応援する市民が一体となった取り組みを考えることも必要ではないだろうか。

「スポーツランドみやざき」を標榜している宮崎県において、プロ野球やサッカーだけではなく、一時期は「マラソン王国」とまで呼ばれていたマラソンをもっとPRできないだろうか。

市役所前の関門が、午前11時55分となっていた。惜しくも時間に間に合わなかったランナーのみなさん、来年はがんばってください。完走したみなさん、おめでとうございます。そして、高校生のボランティアのみなさん、お疲れさまでした。

来年は、市民側も何かアイデアを出して応援したいものである。【了】

■関連情報
【YouTube動画】
○第23回国際青島太平洋マラソン・フルマラソンの部
○走れ!青太2009

【写真集】
○第23回国際青島太平洋マラソン

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