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PJ: 大谷 憲史

政治家よ、いつまでもあると思うなイスとカネ
2010年02月01日 12:00 JST

【PJニュース 2010年2月1日】今夏に行われる参院選の公認を巡り、自民党が揺れている。1月29日、自民党執行部は、山崎拓元副総裁(73)、保岡興治元法相(70)、片山虎之助元総務相(74)に対し、比例代表の「70歳定年制」の内規を厳格に適用し、公認しない方針を正式に伝えた。この決定を巡り、3氏はこのまま引退するのか、無所属で出馬するかなどの対応が迫られることとなった。しかし、この決定に対して、他の自民党議員たちから高齢者の排除であるなどの声が聞かれるが、果たしてそうであろうか。

これは自民党だけではなく、すべての国会議員の問題である。

私が勤めていた公立学校、いわゆる教育公務員は、定年は60歳である。年金が支給される65歳までには5年も期間があるため、県や市の教育委員会で嘱託職員として働くケースが多い。また、学校現場の若い教員を指導するために、これまでに培ってきた教職経験を生かして教員の指導員として、人材育成にあたっている。

現場の第一線を退き嘱託職員となったため、その発言力や権限は低下するが、指導力に関しては何ら劣ることはなく、むしろ、元校長先生たちが学校現場にいることで、良きご意見番として信頼を置く若い教員も少なくない。

自民党比例代表に適用されている「70歳定年制」は、党を超えてすべての国会議員に適用すべきだと考える。

何も「高齢者の排除の理論」からではない。

今の高齢議員たちが初当選したころはどうだったのだろうか。今とは違い、「後進に道を譲る」として第一線から退き、良きご意見番として人材育成に尽くしてきたのではないかと考える。

この現在の日本社会に漂っている「閉塞感」「なんとも知れない不安感」、政治における「不信感」などは、もしかすると、「イス」と「カネ」にしがみつく高齢国会議員に原因があるのではないだろうか。

国会議員を引退しても、政治に影響力を与えている人は多い。影で政治を操る黒幕的な存在ではなく、隠居のご意見番として、私たち国民に分かりやすく政治を伝えるという役目を果たしてほしいものである。

今後、成人年齢を18歳に引き下げるのであれば、すべての国会議員の定年制導入も検討に値する問題である。

政治家よ、いつまでもあると思うなイスとカネ

【了】

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