PJ: 大谷 憲史
【宮崎キャンプリポート】欽ちゃん、ありがとう!〜茨城ゴールデンゴールズ
2010年02月14日 12:29 JST

サインをする萩本監督はどこか寂しげであった(日向市大王谷野球場・宮崎県 2月13日 撮影:大谷憲史) 
【PJニュース 2010年2月14日】チームの成績不振を理由に今季での引退を表明した茨城ゴールデンゴールズの萩本欽一監督。もしかすると今年が最後のキャンプになるのではないかと、宮崎県日向市の大王谷野球場には、多くの欽ちゃんファンや家族連れが訪れた。「欽ちゃん、ありがとう」と書かれた手作りの横断幕が掲げられる中、恒例のトークショーで観客を笑わせたが、どことなく萩本監督は寂しげであった。
萩本欽一監督(68)こと欽ちゃんを一目見ようと、朝早くからファンや家族連れが訪れた。午前中、グランウドでは通常の練習が行われていたが、萩本監督ら一部の選手は、監督が考案した「欽トレ」のため、延岡市で麦踏みをしていた。
午後1時の萩本監督によるトークショーが始まる頃にはスタンドは超満員となった。スタンドにはなぜか高齢者が目立った。
「私は野球のことはあまり知らんとよ、でもね、欽ちゃんが好きじゃから野球が好きになったとよ。欽ちゃんと会えなくなるのは寂しいけど、若い選手を応援したいね」と、日向市内からやってきた70代の女性が話した。
萩本監督と片岡安祐美選手の名前しか知らない人も多いが、欽ちゃん球団は確実に野球ファンの底辺層を広げた。萩本監督が日向市に残したものは、とても大きい。それだけに、引退後も日向市とのかかわりを持ってほしいとのことで、黒木健二日向市長は、萩本監督を日向市親善大使に任命することを考えている。
さて、萩本監督によるトークショーというよりも、マイクパフォーマンスは、とにかく面白い。黙々と練習に励んでいる選手を尻目に、スタンドを爆笑の渦にしている。キャンプでこれほど盛り上がるところはないだろう。
以前は、女性コーラス隊がスタンドに登場し、歌声で選手たちを応援するなど、日向市民も萩本監督に負けすにパフォーマンスをしていたが、今年はちんどんやが登場。しかも女性である。萩本監督との掛け合いも絶妙で、さらにスタンドは爆笑に包まれた。
「欽ちゃん、ありがとう!」という手作りの横断幕も掲げられ、萩本監督の引退を惜しむ声も多く聞かれた。
トークショー終了後、恒例の萩本監督によるサイン会が行われた。一気にスタンドから観客が消えた。
「欽ちゃん、寂しくなるよ」「欽ちゃん、また日向市に来てください」などと、サインをする萩本監督に声をかけるファンも少なくなかった。サインをする萩本監督も、どことなく寂しげであった。ファインダー越しに萩本監督とファンのやりとりを見ていたが、私もジーンときてしまった。これほどにフレンドリーなキャンプは見たことはない。やはり、萩本監督の人徳だろう。
観客が減ったグラウンドでは、片岡安祐美選手らが特打ちに望んでいた。萩本監督のDNAは、確実に選手たちに受け継がれている。3連覇を目指した全日本クラブ選手権で、地区大会敗退しても、また0からやり直せばよい。
しかし、萩本監督の引退は撤回できそうにもないようだ。後任監督は未定だが、茨城GGのマネジメント会社によると、後任監督が決まって新しい体制になれば日向キャンプがなくなる可能性もあるという。残念なことである。
日向市でのキャンプは2月14日で終わる。萩本監督が引退を撤回するような成績が残せるように、選手たちにはがんばってほしいものである。
日向市で多くの野球ファンをつくってくれた萩本欽一監督、ありがとうございました。【了】
■関連情報
【関連サイト】
○茨城ゴールデンゴールズ
【YouTube動画】
○茨城ゴールデンゴールズ〜欽ちゃん、ありがとう!
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