PJ: 大谷 憲史
自然が創り上げたエイリアン〜宮崎「鬼の洗濯板」
2010年02月20日 07:43 JST
まるでエイリアンのような鬼の洗濯板の奇岩(青島・宮崎市 2月18日 撮影:大谷憲史) 
【PJニュース 2010年2月20日】宮崎市青島から日南市の油津にいたる日南海岸には、「鬼の洗濯板」と呼ばれる波食台がある。宮崎層群と呼ばれる数百万年前に深い海で堆積した地層が傾きながら隆起し、浅い海で波の浸食によって削られ、さらに隆起し海面に顔を出した。このスケールが非常に大きく、まるで鬼が洗濯するような岩に見えたことから、この名前が付けられた。
航空写真で青島は、鬼の洗濯板の上に乗り上げたように見える。この青島は、亜熱帯性植物27種を含む約200種が生育していて、「青島亜熱帯性植物群落」として、国の特別天然記念物に指定されている。
その昔、青島は霊域とされ、一般人は入島が許されていなかったが、毎年旧暦の3月16日の「島開き祭り」から3月末の「島止め祭り」までの期間だけ、入島が許されていた。青島にかかる弥生橋は、1920(大正9)年、昭和天皇が皇太子殿下の時に青島にお越しになられたのを機会に木橋になり、78(昭和53)年に現在の橋になった。
2月18日、青島を訪れた。
弥生橋を渡りきって、右側に広がる鬼の洗濯板を眺めると、どこか違う世界に来たような感じがする。
波や雨による長年の浸食作用によって、岩の表面には無数の穴があいている。中には風呂の大きさほどの穴があいていて、水生生物を観察できるミニ水族館のような岩もある。
しかし、すべてが洗濯板のように同じ方向を向いているわけではない。
中には動物に見えたり、エイリアンに見えたりする岩もあり、自然が創り上げた芸術作品にも見える。しかも、岩を見る角度によってはまったく別の表情を見せる岩もあり、ずーっと見ても飽きが来ない。他にも面白い岩がないかと探してしまうほどである。夏であれば、子どもの自由研究にはもってこいの生きた教材である。
写真集及びYouTubeに鬼の洗濯板の様子を掲載しているので、そちらを見ていただきたい。【了】
■関連情報
【写真集】
○自然が創り上げたエイリアン〜鬼の洗濯板
【YouTube動画】
○自然が創り上げたエイリアン〜鬼の洗濯板〜
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