PJ: 大谷 憲史
ライブドアの買収でPJニュースはどうなる?
2010年03月12日 08:10 JST
【PJニュース 2010年3月12日】3月10日、ブルームバーグ・ニュースが韓国インターネット関連最大手のNHNが、3月17日に行われる国内ポータルサイト大手のライブドア売却の最終入札に参加することが明らかになったと伝えた。ライブドアは現在、約3000万人のポータルサイトのユーザーと340万人のブログユーザーを抱え、売上高も成長している中で、さっそく、ライブドアのネットリサーチには、「ライブドアが韓国企業に買収されたらライブドアクリップの引越し先は?」「ライブドアが韓国企業に買収されたらブログの引越し先は?」「ライブドアが韓国企業傘下になったらNEWSやリスログから去る?」などが開設され、今後の行方に注目が集まっている。
今のところ、国内外の5社が最終入札に応じるとみられていて、その中に韓国インターネット関連最大手のNHNも含まれている。
3月17日の最終入札の結果を待たなければならないが、私たち市民記者が心配していることは、売却後もこれまで通りにPJニュースがライブドアに配信されるかどうかである。
仮に買収した企業の方針で、PJニュースがライブドアに配信されなくなっても、PJニュースのサイトがある。
しかし、PJニュースにはコメント欄がなく、記事に対する読者の反応を見ることができない。記事に関係のないコメントに悩まされることがないので、コメント欄はないほうが良いと考える市民記者も多いだろうが、より良い記事を書くためには、やはりコメント欄は必要だと考える。
市民メディアがビジネスモデルを確立することなく、運営母体の経営の悪化で、オーマイニュース日本版が廃刊。ツカサネット新聞、そして、この3月をもってJanJanニュースが休刊。一般市民が投稿できる市民メディアとして残っているのは、PJニュースだけである。
それだけに、市民メディアの存在意義を広めていくためには、自社サイトだけではなく、ライブドアのような大手ポータルサイトに記事が配信されることは大切なことであると考える。
もし、韓国企業が買収すれば、韓国オーマイニュースに対抗する形で、新たな市民メディアを構築する可能性も出てくるだろう。
私は以前、韓国で行われた日韓市民記者懇談会で、韓国オーマイニュースのオ・ヨンホ代表に、「韓国オーマイニュースに日本の市民記者が投稿できるようにしてほしい」と話したことがある。「キム・ヨナ問題」などで、2ちゃんねるへのサイバーテロ攻撃が起きた中でこのようなことを書くと、非難を受けるかも知れないが、日韓の市民記者が一つの土俵の中で記事を通じて話し合うことはとても大切なことではないかと考える。
日本で失敗した市民メディアのビジネスモデルが、国境を越えて市民メディアの幅を広げることで、様々な可能性を産むのではないだろうか。
しかし、どこの企業がライブドアを買収しようが、このままのサービスがこれからも継続されることを期待したい。【了】
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