PJ: 大谷 憲史
宮崎県庁前交差点がスクランブル化
2010年04月02日 06:56 JST

交差点のスクランブル化による歩行者の利便性だけでなくマナーアップも望みたい(宮崎県庁前交差点 4月1日 撮影:大谷憲史) 
【PJニュース 2010年4月2日】3月30日、宮崎市の宮崎県庁前交差点のスクランブル化工事が完成し運用が始まった。東国原英夫宮崎県知事の就任で、県庁本館が新しい観光の名所となり、交差点をはさんだ反対側にあるみやざき物産館も売り上げが伸びている。しかし、各施設が交差点周囲に点在していることから、宮崎県警察本部は、歩行者の安全を考慮し、スクランブル化に踏み切った。
新年度が始まった4月1日、現場へ足を運んだ。
県庁本館の中庭には観光バスがとまり、相変わらず多くの観光客でにぎわっていた。新年度と言うことで、県庁職員も庁舎を忙しく移動していたが、このスクランブル交差点のおかげで移動が楽になったようである。
歩行者の安全面を考慮し、約30秒間、車は完全にストップ。両車線には信号待ちの車が並んだ。私も車でスクランブル交差点に向かったが、さほど渋滞しているとは感じなかった。しかし、スクランブル交差点で右折しようとすると、右折専用の信号はなく、すぐに赤になってしまった。もう少し時間を延ばしてほしいと思った。
今度は車をとめて、歩行者としてスクランブル交差点を渡った。約30秒間、両方向の車がストップすることで、高齢者などにはありがたいことである。
これで、県庁近辺の交通の安全は保たれたかというと、そうでもない。
スクランブル交差点近くの県庁側の歩道には、「通り抜け禁止」という張り紙がある。県庁の敷地と歩道には、誰でも乗り越えられるとても低い柵がある。観光バスがとまる県庁本館の中庭から交差点に向かうよりも、中庭から柵を乗り越えて歩道に出て、そのまま道路の反対側にあるみやざき物産館に向かうほうが近いのである。
昨年のゴールデンウィークに現場で取材を行ったが、私の注意を聞かずに道路を横断してみやざき物産館に向かう観光客が見受けられた。
観光客のマナーというよりも、交通ルールを無視した行為は許されるものではない。一歩間違えれば、重大事故につながりかねない。
今回のスクランブル交差点の運用開始で歩行者の利便性だけではなく、交通マナーを守るという基本的なことができるように、私たち歩行者も気をつけなければならない。
今月末からゴールデンウィークが始まるが、「旅の恥はかき捨て」ではない。あなたの行動は、誰かがきちんと見ている。【了】
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○宮崎県庁前交差点がスクランブル化
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