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PJ: 大谷 憲史

また発覚!「政務視察」に妻同伴の宮崎市議
2010年04月05日 06:46 JST


宮崎市民は市議会の対応を厳しい目で見ているが・・・(市議会がある宮崎市役所本庁舎 撮影:大谷憲史) 

【PJニュース 2010年4月5日】4月2日、宮崎市議会の市議2人が2005年2月に政務調査費を使い、それぞれ妻を同伴して鹿児島県・屋久島を視察していたことが分かった。2議員とも同伴した妻の旅費は自費で払ったと説明している。

「またか」という感覚をもった宮崎市民は多い。政務調査費の問題については、3月9日付けPJニュース「政務調査費で市議が夫婦旅行=宮崎」で取り上げたばかりである。このことを重く受け止めた宮崎市議会は、特別委員会を設置し、政務調査費の使途について調査を進めていた中で、今回の件が明らかになったのである。

読売新聞などの報道によると、政務視察に妻を同伴させたのは、宮崎市議会の最大会派である市政同志会に所属する日高義幸議員(62)と金丸万寿雄議員(58)である。05年2月に、2泊3日の日程で同会派のほかの市議2人を含む6人で、鹿児島県屋久島を視察した。市議4人分の旅費である32万円あまりは政務調査費から支払われた。日高、金丸両議員とも妻の旅費は自費で払ったそうだが、金額は覚えていないという。

宮崎日日新聞によると、妻を同伴させた理由として、日高議員は「議員の妻として、長年秘書的な役割を務めてきた。農業には女性の目線が必要」、金丸議員は「妻の見聞を広めるため、行こうというとになった」らしい。

一般市民の感覚からするとどうなのだろうか。

自分の見聞を広めるために国内外を旅したことがあるが、もちろん、自分のカネで出掛けた。海外での経験は、その後の私の人生に大きな影響を与えた。良いカネの使い方をしたと思っている。

政務調査費を使い視察を行ってきたのであれば、議員もその妻もどこかでその成果を生かせば良いのだが、報道によると、視察後の報告書にはたった6行の感想文にもならない小学生レベルの文章と観光資料が添付されていただけだという。

政務視察したことが、直ちに日高、金丸両議員の政治活動に有益に働いたのかどうかは分からない。しかし、公務に妻が同伴したということで、前回、政務調査費を使って夫婦で北海道旅行をした市議となんら変わるところはない。そう思われても仕方がない。

しかし、宮崎市議会には、議員視察に家族を私費で同行させることを禁じる規定はない。また、「私費で家族を同伴させるのは悪いとは言えない」とする市議もいる。家族とはいえ、身内も有権者の一人である。やはり、疑われるような行動は慎まなければならない。長年、市議をやっていると、市民感覚とずれていくのだろう。

日高議員は「やましいところはない」とも発言しているが、何もなければこのような発言はしない。発言すればするほど疑われることとなる。

政務調査費を調査する特別委員会は宮崎市議会が設置しているが、この際、有権者である市民側も取り込んでの大掛かりな掃除が必要である。

さらに、政務調査費の不適切な使途が他の議員にも見つかるようなことがあれば、宮崎市民は黙ってはいないだろう。【了】

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