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PJ: 大谷 憲史

「カルト宗教と戦う街・宮崎」霊波之光はどこに行くのか
2010年04月16日 07:50 JST


霊波之光への反対運動の署名は4月5日現在で5万2833人(宮崎市古城 4月12日 撮影:大谷憲史) 

【PJニュース 2010年4月16日】3月下旬、宮崎市内の建設会社関係者が自宅にやって来られた。どうやら宗教法人霊波之光が大掛かりな集会所建設を計画しているとのことである。カルト宗教団体の集会所建設に建設会社がかかわるのはどうだろうかということで、私に情報を求めてやって来られたのである。

宗教法人霊波之光については、前回の記事「『カルト宗教と戦う街・宮崎』霊波之光も集会所建設を計画中」でも紹介したが、病気直しを中心に行い、白装束で街中を歩き回る宗教団体として知られている。

現在、霊波之光は、宮崎市古城(ふるじょう)地区に土地を持っている。当初、この地に、「宮崎AYUMI館」という大掛かりな集会所施設建てる予定にしていた。予定地近くには、宮崎産業経営大学があり、住宅地もある。国道220号宮崎南バイパスにも近く、交通の便が良いところである。

この建設予定地でトラブルが起きた。建設予定地内で白装束の信者たちが草取りをしていたところ、歩道を歩いていた大学関係者や歩行者に対して、石を投げつけたのである。このような非道に対して、大学側は地域住民とともに反対運動を展開し、「霊波之光会館建設阻止委員会」が組織され、4月5日までに5万2833人の署名が集まった。

このような中、霊波之光側は沈黙を続けているが、水面下では集会所建設で動いていたのである。

3月下旬、宮崎市内の建設会社の関係者が、自宅にやって来られた。私が開設しているホームページで霊波之光のことを知り、詳しい情報が欲しいとのことであった。どうやら急いでいる様子であった。

話をお聞きすると、霊波之光は現在の宮崎市古城地区以外に集会所建設を考えているようで、すでに設計図面も出来上がっているとのことである。候補地としては、延岡市、都城市、宮崎市田野町とのことである。田野町に関しては、旧清武町(現宮崎市)の町議が土地購入に絡んでいるとのことであった。

以前紹介した神慈秀明会と同じく、地域住民の反対運動が起きる前にあらゆる手を打って土地購入を進め、すぐにでも建設に入りたいということであろうか。

神慈秀明会に関しては、鹿児島市の不動産関係の団体が、カルト宗教団体には土地を売らないとし、その影響で宮崎市に集会所をつくることになったことがある。宮崎市では横の連携がうまくいかなかったのか、宗教法人の施設建設で実績のある工務店があっさりと引き受けてしまった。

このような不景気の中で、大掛かりな建設案件は建設会社にとってはうれしいことである。おまけに、宗教法人はカネを持っている。建設会社だけではなく、土地購入に関しては町議・市議・県議などの代議士も動く。神慈秀明会に関しては、過去に国会議員に献金をしていたことも明らかになっている。

建設会社にとっては、仕事をとるか、地域住民の安全・安心を優先するか、その判断に困るところだろうが、社会的に迷惑をかけているカルト宗教の行いを見れば、答えは分かるはずである。

誰にでも宗教の自由、信仰の自由はある。憲法でも保障されている。信じる者たちが密かに集まり、密かに祈りを捧げるのであれば、私は記事を書くようなことはしない。信仰の名の下、その宗教に関係のない一般市民を巻き込むような行為を行っているから、記事も書かれるし、地域住民が反対運動を起こすのである。

すべての新興宗教がカルト宗教だとは思わないが、教義に従い、信じている宗教の正しい道を歩んでいけば良いだけのことではないだろうか。

ただし、カルト宗教団体である「神慈秀明会」と「霊波之光」に関しては、今後も取材を続けていく。【了】

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【関連サイト】
○私たちの街に新興宗教の施設はいらない!

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