PJ: 伊藤 昭一
台湾と日本との文化交流を深める2つの美術展を開催=東京
2010年11月16日 06:20 JST

相田みつを美術館の「「浮世山水展」開幕式で台日文化交流を深めたいと、挨拶をする馮寄台・台北駐日経済文化代表処代表(撮影:伊藤昭一、11月10日) 
【PJニュース 2010年11月16日】台湾と日本との芸術交流を深める企画として「浮世山水展」(千代田区の相田みつを美術館で11月10日〜28まで開催中)と、「台湾現代美術展」(港区白金の台北駐日経済文化代表処公邸で11月18日〜12月17日まで開催予定)が開催・企画されている。
台湾政府は、本年度に台湾の芸術を世界に発信するために『文化の窓』を計画。パリ、ニューヨークに続いて、4月に東京の台北駐日経済文化代表処に台日文化センターを設立している。 馮寄台(ひょう・きたい)代表が10日の「浮世山水展」の開幕式で挨拶。
「公邸内での『芸文サロン』ができたことや、羽田空港の国際化で、日台航路が増便され、台湾と日本の交流はさらに深まると思う。また、『国立故宮博物院』は、1年間に100万人以上の日本人が見学に訪れ、外国人の中では、日本人が一番多い。故宮の文物を日本で展示できるようにすることが、私たちの一番の望み。日本の国会において、故宮の文物の返却に関する法律の成立を期待している」と語った。
相田みつを美術館第2ホールで開催中の「浮世山水-台湾美術の心象風景 LANDSCAPE TO MINDSCAPE OF FLOATING WORLD CONTEMPORARY ART FROM TAIWAN」は、国立台湾美術館と相田みつを美術館との共催で、日本の浮世絵の浮世の概念と山水画の造型理念を融合させた現代版の山水画。アーティストの李明則(リ・ミンズ)、潘信華(パン・シンホァ)、姚瑞中(ヤオ・ジュイチュン)、華建強(ホァ・ジュンチャン)のアクリル画、彩牧画、膠彩画など30数点が展示されている。
代表処公邸での「台湾現代美術展」は、台湾芸術賞(日本のVOCA展に相当)に輝いた若手アーチスト蘇孟鴻、許唐瑋が伝統絵画の花鳥画に新たな生命を注ぎ込んでおり、現代の花鳥画に甦らせた作品や、微生物のような有機体がゆらめくバーチャルな世界を演出する作品を発表するという。【了】
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